〜現地報告〜 2016/6/27 熊本県益城町・熊本市東区沼山津・熊本市中央区京町

熊本大震災から2ヶ月経った今、熊本の姿は想像を絶するものでした。
今回、特に被害が甚大だった益城町、沼山津などの秋津川周辺を見てきました。ほとんどの家が危険を表す赤紙が貼られており、散乱した瓦礫は手付かずのままで、地震発生時から時間が止まっているかのような状況。1階部分が無くなってしまっている家、押し潰れた車、傾いた標識、地割れ、地震の前日まで生活していた事が見て取れるような生活雑貨が瓦礫とともに散乱しており、人の気配は全くと言っていいほどありませんでした。
熊本市内でも、壁がはがれ落ちていたり、瓦が落ちているという被害が数多く見受けられ、営業していないお店も数多くありました。中央区京町にある京町台ビルは、1階の駐車場部分が完全に潰れてしまっており、危険な状況でした。上の階の住民の方の気持ちを考えると生きた心地がしなかったのではないかと思います。
最近ではメディアで取り上げられる機会も減り、今の熊本の状況を知る手段が無くなりつつあるのは確かです。2ヶ月経ってもまだ家に帰れず、不自由な生活をなさってる方、瓦礫の片付け、家の中の片付けに追われる方など、震災発生直後とあまり変わらないのが現在の状況です。
遠く離れた東京から出来る支援は限られていますが、忘れない事、伝える事は出来るはずです。5月15日のロアッソ熊本Jリーグ復帰戦で、実際に被災された方々に話を聞いた際、『忘れないで欲しい』と多くの方が口を揃えてお話しして下さいました。熊本の状況を少しでも気にして、共有していただく事で、支援に繋がるかもしれません。
YOUNG Kumamons東京では、少しずつではありますが熊本の状況を皆様にお伝えしていくつもりです。twitterでのリツイート、facebookでのシェアなど、多くの人に共有して頂けると幸いです。そしてこれからも熊本のために少しでも力になれる事を見つけ、活動を続けていきます。
熊本の復興は本当にまだまだこれからです。皆様のお力添えが必要です。またいつもの熊本を取り戻すまで、熊本のために。